この記事は、「年代別の英語勉強法を知りたい」「子どもの英語勉強法について知りたい」といった悩みを抱えた方に向けて書かれています。
日本にいながら、なるべく家庭学習を中心に英語を学びたいという方に向けた記事となっています。
記事を書いたブログ運営者のプロフィールは以下の通りです。
早稲田大学卒業後、私立中高で10年ほど英語を教えている教員です。
長期留学はせず、日本にいながら英語を学んできました。
TOEICスコアは920。オンライン英会話を6年間継続しています。
「英語ができるようになりたい」
これは、誰もがあこがれることではないでしょうか。子どもの頃の私も、英語が話せるようになることを夢見ていました。
しかし、中学や高校で英語を勉強しても話せるようになりませんでした。英検やTOEICの資格に向けて勉強しても話せるようになりませんでした。
「どうしたら話せるようになるのだろう」という疑問から、大学では第二言語習得に関する本を読み漁り、以下のようなヒントを得ました。
- 学習者の年齢によって英語の勉強法が異なること
- インプットやアウトプット、相互交流が言語習得には重要であること
- 文法の知識は発話を阻害すること
様々な試行錯誤を経て、やっと話せるようになりました。そんな経験や、これまで学んだことをもとに、年代別の英語勉強法について解説していきます。
・年代別の英語勉強法を知ることができる
・第二言語習得の理論に基づいた英語勉強法を知ることができる
なぜ英語を学ぶのか⇒英語を学ぶと人生が豊かになる
「英語を学んでおいた方が良いよ!」
これは、誰もが小さい頃から言われていたことではないでしょうか。そのように言われる理由として、英語ができることが、私生活や仕事など、あらゆる場面で役に立つからだと考えられます。
人によって異なりますが、以下のような目的で英語を学ぶことが多いです。
- 旅行先で話せるようになりたい
- 子供の模範になりたい
- 趣味として、学び直しをしたい
- 資格を取得したい
- 大学院に進学したい
- 留学に行きたい
- キャリアアップしたい
- 映画やドラマを字幕なしで見たい
- ニュースを英語で理解できるようになりたい
- 漠然としたあこがれがある
- 英語を使った仕事に就きたい
- 海外の友人と交流したい
このように、英語を学ぶ目的は様々あります。
英語を学ぶことによって、人生における選択肢が増えます。海外に行って旅行を楽しむことや、海外に友人を作り、楽しむことができるでしょう。
または、英語を使って仕事をして、世界で活躍するビジネスパーソンになることもできます。
要するに、英語を学ぶのは「人生を豊かにするため」であると言えます。
年代によってすべき英語勉強法が異なる
では、英語を伸ばすにはどのように勉強すればいいのでしょうか。
結論から言うと、学習者の年代によって最適な勉強法が異なります。
例えば、小さな子供のうちから文法を学ばせることは、子供にとって難しいだけでなく、英語嫌いを作ってしまう可能性があります。
逆に、忙しい社会人に対して、長時間の多読や多聴を勧めるのは現実的ではありません。
このように、学習者の発達段階や、学習環境に合わせて最適な英語勉強法を考える必要があります。
本記事では、学習者の年代を以下のように分けました。
- 幼児期(0~6歳)
- 小学生(6~12歳)
- 中学生(12~15歳)
- 高校生(15~18歳)
- 大学生
- 社会人
学習者を年代に分けることにより、その年代の特徴に合った英語勉強法を考えることができます。
幼児期(0~6歳)
様々な研究から、幼児は1歳までに母語の音を聞き分けると言われています。
また、早く英語学習を始めた子ほど、特に発音の分野に関して優位性が見られるという研究があります。こういった研究が、早期英語教育の根拠となっており、現在の小学校での英語教育開始とつながっています。
幼児期の特徴として、大きく以下の2つが挙げられます。
- 好奇心が旺盛であること
- 音に敏感であること
幼児は非常に好奇心旺盛です。未知のものに対してすぐに興味を抱く特徴があります。英語学習においてもこの特徴を活かすべきでしょう。
また、幼児は音に敏感です。以下は、アメリカのワシントン大学教授であるパトリシア・クールの論文からの引用です。
この図は、幼児の発話に関する受容と産出の推移を説明したものですが、幼児は生後6か月の間に全ての音を聞き分けるということが分かります。
このように、幼児は想像以上に多くの音を聞き分け、学習しているのです。この時期を使って、音による学習を少しずつ進めることができるはずです。
無理に幼児に英語を勉強させる必要はない
早いうちに英語を学ばせたいからと言って、無理に英語学習をやらせることはおすすめできません。
日常生活で十分に日本語のインプットがある中で、英語を学ぶ程度であれば、母語である日本語の習得にあまり影響がないことは様々な研究でわかっています。しかし一方で、本格的に英語と日本語を同時に身につけさせようとする試みには注意が必要です。
ケース・ウェスタン・リザーブ大学認知科学科教授の白井恭弘は以下のように述べています。
注意しなければならないのは、もっと本格的に第二言語を習得させるために、インターナショナルスクールなどに子どもを送る場合です。うまくいけば、二つの言語を使いこなせるようになりますが、学校にうまく適応できなかったり、外国語で教科を学ぶので、ついていけずに落ちこぼれてしまったりすると、母語でも第二言語でも複雑な言語使用(たとえば、学校の教科学習に必要な言語)ができなくなってしまう危険性があるので、細心の注意が必要です。
白井恭弘『外国語学習の科学』pp.46-47
母語である日本語と同程度に英語を身につけることは非常に魅力的ですが、そのためには、どちらの言語も中途半端な習得に終わってしまうといったリスクがあるということです。このような状態を、セミリンガルと言ったりします。
以上のリスクを考えると、幼児期のうちは無理せず楽しく学べるような英語の学習環境を整えてあげるのが良いかと考えます。
幼児期の英語勉強法
では、具体的な幼児期の英語勉強法について考えてみましょう。
幼児期の英語勉強のポイントは、
- 親が一緒になって楽しむ
- 写真や動画を見せながら英語の音を楽しませる
- 日本語の説明は入れない
の3点です。ゲーム感覚で、無理なく楽しく英語を勉強させましょう。
この記事を書くにあたって、斎藤淳さんの『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語』を参考にさせていただきました。第二言語習得の観点から、子どもの英語力を伸ばす様々なアイデアが書いてある良書だと思います。
英語の歌を親と一緒に聴いて楽しむ
まずおすすめするのが、英語の歌を聴かせることです。好きなアニメの英語版があるなら、そういったものを時々流すのもいいでしょう。
上でも述べましたが、大切なことは、親も一緒に楽しむことです。親が興味を持って、楽しそうに取り組んでいれば、子どもも興味を持ちます。
英語の歌を一緒に歌ってみるのも良いと思います。YouTubeで調べると、以下のような幼児向けの様々な歌の動画を見ることができます。
ここで注意しなければならないのが、いちいち日本語で説明しないことです。例えば、動画内で”toes”という単語が使われていますが、「つま先」という日本語で説明する必要はありません。
大切なことは、英語の音に触れさせることです。無理に英語の歌を歌わせる必要はありませんが、時々こういった歌を一緒に歌ったり、一緒に踊ってみるのはいい経験だと思います。
英語の絵本を読み聞かせてあげる
絵がたくさん含まれている絵本を読み聞かせてあげるのも良い方法です。様々な絵本を試して、気に入ったものをたくさん読み聞かせてあげるのが良いかと思います。
その際に、英語の内容を気にするのではなく、絵が面白く、子どもが気に入るような絵本をたくさん読み聞かせてあげるのが良いでしょう。
例えば、誰もが日本語で読んだことのある『はらぺこあおむし』の英語版などもいいと思います。大きな書店に行くと英語の絵本のコーナーがあるので、そこで子どもと一緒に選ぶのもおすすめです。
英語で指示を出したりゲームをしたりする
可能であれば、”Stand up!” “Sit down!”のような簡単な指示を出したり、Simon saysのようなゲームをするのもいいでしょう。
Simon saysというのは、Simon says…と言った時だけ指示に従うゲームです。
例えば、Simon says, “Stand up!”といった時には立ち上がります。
ただし、Simon saysを言わずに、単に”Stand up!”と言った時には立ち上がってはいけません。
繰り返しになりますが、大切なことは親と一緒に楽しむことです。
指示の出し方として、以下のような動画が参考になるかと思います。この動画では、指示を出された子ども達が楽しそうにしているのが分かります。
遊びを通じて少しでも多くのインプットを与える
幼児期の英語学習において大切なことは、少しでも多くのインプットを与えることです。
言語学者のスティーブン・クラッシェンは「インプット仮説」の中で、理解可能な大量のインプットを学習者が理解することによって、無意識的に言語を学んでいくと主張しています。
参考:Principles and Practice in Second Language Acquisition
理解可能なインプットがどのようなものか定義できない、といった問題はあるものの、インプットが大切であるというのは共感できます。
私の経験から、子どもの頃に大量のインプットを理解することによって、意識せずに英語のフレーズなどをアウトプットできるようになると考えます。
意識せずに英語を話せるようになるためには、子どものうちから大量のインプットが必要です。
無理する必要はないものの、少しでも多くの英語に触れさせてあげたいですね。
まずは大人が英語に興味を持つことが大切
ここまで記事を読んで、「私にはここまでする自信がない」と感じたかもしれません。
しかし、現代では、CD付きの教材や、英語の動画など、親が英語を話せなくても教えることができるツールがたくさんあります。
大切なことは、そういった英語の教材に親も興味を持って、一緒に楽しみながら学ぶ姿勢です。英語ができなくても、「子どもと一緒に学ぼう!」というくらいの気持ちで楽しむのが良いと思います。
もし余裕があるのであれば、親自身が英語力を高めることが、子どもの英語力を高める一番の近道です。英語を少しでも話せる状態にしたいのであれば、オンライン英会話がおすすめです。安価で、時間や場所を気にせずに英会話力を高めることができます。
気になる方はこちらの記事を参考にしてください。
小学生(6~12歳)
小学生になると、母語での会話の基礎がある程度身についています。論理的に考える力が少しずつついてきたり、他人の気持ちを考えられるようになってくる時期です。
英語学習においては、以下のような特徴を活かすことができるでしょう。
- 大人に比べて、好奇心旺盛である
- 英語で話すことに抵抗がない
- きれいな発音を身につけることができる
中学生や高校生になると、「勉強として」英語を学ばなくてはなりません。一方で、小学校での英語は遊びが中心です。純粋な好奇心から楽しんで英語を学ぶことにより、英語が好きな子になる可能性が大いにあります。
また、話すことに抵抗がないのも、英語を学ぶのに適した特徴です。大人になると、これまでの経験から、どうしてもミスを恐れてしまいがちです。そういった恐れのない小学生のうちに、英語を話す経験をさせるべきです。
発音に関しては、早く英語を学べば学ぶほど良いという研究があります。このような、「綺麗な発音を身につけるためには若いうちに学ぶ必要がある」という研究を臨界期仮説といいます。臨界期の年齢に関しては様々な研究があり、結論はでていません。
しかし、母語の習得のように、無意識のうちに言語を習得できる年齢は、比較的若いうちになると考えられています。
小学3年生から学校で外国語活動が開始
小学生の英語勉強法を考えるにあたって、学校教育についても知る必要があります。
2020年より小学3年生からの外国語活動が義務化され、小学5,6年生においては英語が教科化されて、成績がつくようになりました。
小学3,4年生では週に1コマ、小学4,5年生では週に2コマの授業を受けることになります。
小学3,4年生の外国語活動の内容に関しては以下の通りです。
・「聞くこと」「話すこと(やり取り・発表)」を中心
・外国語に慣れ親しませ、学習への動機付けを高める
新学習指導要領全面実施に向けた小学校外国語に関する取組について
このことからも、低学年のうちは音を中心とした学習を進めることが分かります。
続いて、小学4,5年生の教科としての外国語の内容に関しては以下の通りです。
・音声に十分慣れ親しんだ上で、段階的に「読むこと」
・「書くこと」を加える ・指導の系統性を確保
新学習指導要領全面実施に向けた小学校外国語に関する取組について
少しずつ文字に対する意識が高まった高学年では、読んだり書いたりする活動が増えていきます。
家庭においても、まずは音を中心とした勉強から始めて、徐々に文字に関する学習を進めていくのが良いでしょう。
小学生の英語勉強法
では、具体的な小学生の英語勉強法について考えてみましょう。
小学生の英語勉強のポイントは、
- 音を中心に学び、徐々に文字の学習を進める
- 間違いを気にせず、楽しく英語を学ばせる
の2点です。上で述べた通り、小学生の強みは「好奇心が強く、ミスを恐れないこと」です。英語の発話に関するミスは気にせず、楽しく学ばせましょう。
また、特に小学生の低学年のうちは親と一緒に学ぶことが必要です。幼児期と同様に、親が英語に対して興味を持ち、子どもと一緒になって楽しむのが良いでしょう。
フォニックスを学んで、自力で発音できる子どもに育てる
音に敏感である子どものうちに、英語の正しい発音を身につけさせましょう。
大人は論理的に考えることができるため、英語の文法などに関しては習得が早いですが、発音に関しては子どもの方が適応能力が高いです。
発音の身につけ方としておすすめなのが、フォニックスを学ばせることです。フォニックスとは、発音と文字の関係を学ぶ方法のことです。
例えば、ABCなどの歌で、それぞれのアルファベットを学びましたが、実際の単語の発音は異なりますよね。appleと言う単語を「エーピーピーエルイー」とは発音しません。フォニックスを学ぶと、たとえappleという単語を初めて見たとしても、発音を予測できるようになります。
具体的な方法としては、動画や本で学ぶのが良いと思います。
YouTubeでphonicsと調べると、関連する動画が出てくるので、親が子どもと一緒に発音してみるのも良いでしょう。例として、以下のような動画があります。
また、本とCDを使ってしっかりと学ぶ方法もおすすめです。その場合も、親がお手本を見せるなどして、子どもと一緒に学ぶことが大切です。また、選ぶ際にはカタカナがついていない本を選ぶことをおすすめします。例えば、以下のような教材であれば、DVDや絵本を使ってしっかりとフォニックスを身につけていくことができます。(Level 1とLevel 2のセットです)
子どもに発音させてみる
フォニックスが身についてきたら、子どもに実際に発音させてみるのがおすすめです。
具体的には、これまで幼児期に読み聞かせで聞かせていた絵本を、親のお手本に続いて読ませてみるのがいいでしょう。大切なことは、日本語で説明をしないことです。写真を見て、子供が「これは英語では○○なんだな」と無意識に理解できるようになることが大切です。
また、子どもの学習が進むと、様々なものの名前が気になるようになってきます。
そんな時期におすすめなのが、ピクチャーディクショナリーです。綺麗な絵と、身の回りの様々な英単語が載っているものがおすすめです。また、カタカナ発音が載っていない以下のようなものを選ぶと良いでしょう。
海外のイベントを活用して英語好きな子どもに育てる
日常生活の中で英語を使う機会として非常におすすめなのが、イベントを活用することです。
英語圏のイベントとして、以下のようなものが挙げられます。
- イースター
- ハロウィン
- サンクスギビングデー
- クリスマス
こういったイベントを活用して、英語を学ばせると、子どもにとって「英語が楽しい」というイメージがつきやすくなります。
例えば、クリスマスにはしっかりとクリスマスツリーを用意して、英語の音楽を流し、一緒に歌ってみるのもいいでしょう。また、プレゼントとして、本命のプレゼントとは別に、ピクチャーディクショナリーをプレゼントするなどといった工夫もおすすめです。
あの手この手を使って、「英語は楽しい!」という気持ちにさせることが大切です。
小学校での学校英語でうまくいかなくても気にしない
上で述べた通り、小学校高学年では教科としての英語が必修となっています。
段階的に「読むこと」や「書くこと」も授業で行うようになります。そんな時に、家で学んでいるにもかかわらず、学校ではうまくいかないこともあります。
そんな時でも、親としては気にせず、子どもが落ち込んでいたら「大丈夫だよ」ということをしっかり伝えてあげてください。
英語学習には長い時間がかかります。子どもによって、読んだり書いたりすることが苦手だったりします。そんな子が焦って勉強する必要はありません。
ましてや、そんな子に無理やり英語を教えてしまっては、英語が嫌いになってしまう可能性があります。くり返しになりますが、この時期は「英語が楽しい!」と思えることが大切です。
子どもがこだわりを見せてきたら、離れることも必要
子どもが成長するにつれて、親が選んだものでなく、自分で教材を選びたいといったこだわりを見せるようになることがあります。
中には、反抗期がきて、英語の勉強をしないと言い出す子もいるかもしれません。
反抗期は子どもが成長する上で、必要な期間です。
そんな時は、無理やり英語の勉強を押し付ける必要はありません。無理に英語をやらせようとすると、余計反抗して、英語が嫌いになってしまう可能性もあります。
「英語を学んで欲しい!」という気持ちをグッとこらえて、待つことが必要です。この時期に、親が英語を勉強する姿を見せるのも良いと思います。
大人の英語学び直し方法については別の記事を参考にしてください。
中学生(12~15歳)
中学生になると、日本語を自由に使うことができるようになっています。論理的に考えることができ、文法などの説明も理解できるような時期です。
英語学習においては、以下のような特徴を活かすことができるでしょう。
- 論理的に英語のルールを理解することができる
- まとまった英文を読むことができる
- 英語のルールを意識しながら書くことができる
中学生になると論理的な思考ができるようになり、これまでなんとなく話していた英語のルールを、論理的に理解できるようになります。この時期に英文法をしっかり身につけるべきでしょう。
また、母語の発達に伴って、読むことのできる英文の量が増えていきます。自分のレベルに合った英文を大量に読むことができれば、読解力をぐんぐん伸ばすことができます。
さらに、少しずつ、英語の文を書くことにもチャレンジして良い時期です。英検などの資格を目標にしながら、英語を書く練習をするのが良いでしょう。
中学は英語が嫌いになりやすい時期でもある
中学校では本格的に英語の授業が始まります。週に4時間以上の英語の授業があり、文法だけでなく、新しい単語を覚えたり、長めの文を読まなくてはなりません。
文法に関しては、あまり意識しすぎると発話を阻害するという研究もあります。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
宿題が出されたり、成績がつけられることによって、英語が嫌いになりやすい時期だと言えます。
また、反抗期にあたる時期でもあり、親が「英語を勉強して欲しい」と思っていても、反抗して、なかなか勉強に取り組まない時期もあるかもしれません。
そのため、これまでの幼児期や小学生のように、「親と一緒に楽しく学ぶ」というよりは、「自分で学習できる環境を整えてあげる」といった工夫が必要でしょう。
中学生の英語勉強法
では、具体的な中学生の英語勉強法について考えてみましょう。
中学生の英語勉強のポイントは、
- 学校の授業とのバランスを考え、英語嫌いにならないように注意する
- 自立した学習者になるようにサポートしてあげる
の2点です。上で述べた通り、中学生の時期は、英語が嫌いになりやすい時期です。主な理由としては、英語を勉強として学校で学ばなければならないからです。中1のうちから、学校の勉強にもついていけるようなサポートをすることが大切です。
また、反抗期によって、少しずつ自立したいと考える時期でもあります。親が一緒に学ぶというよりも、子どもが自立するのを手助けしてあげるのが良いでしょう。
中1のうちに、学校英語の復習習慣を身につける
中1の緊張感のあるうちに勉強習慣をつけることが非常に大切です。「もう中学生だから任せよう」と思わずに、せめて中学1年生のうちは勉強習慣をつくる手助けをしてあげるべきです。
中学校では、主に英語のテキストや、ワークブックが配られます。
授業では教科書をもとにして進めている学校がほとんどです。授業は英語で進められるものの、内容に関しては教科書の本文を使っている学校ばかりのはずです。
家庭では、「今日はどんなことを習ったの?」「音読をしてみよっか!」といった声掛けをして、毎日少しでも復習できるようにしましょう。
おすすめの復習方法は音読です。教科書の本文を、発音に気をつけながら音読させるのが良いでしょう。その際に、親が音読を聞いてあげましょう。是非、間違いを指摘するのではなく、上手な部分を指摘してあげてください。
経験上、中1で勉強の習慣ができるか否かは、今後の学力に大きく関わると感じます。
オンライン英会話を活用してアウトプットの機会をつくる
中学生になると文法などの学習が進めやすくなる一方で、アウトプットの機会が減ってしまう危険性があります。
中学校では現在、英語を使って授業が進められているものの、授業だけで英語を話せるようになることはほぼ不可能です。理由は、圧倒的にインプットが足りないのと、アウトプットをする機会が少ないからです。
また、文法を学ぶことによってアウトプットを阻害してしまうという研究もあります。これをモニター仮説と言います。文法を学ぶことによって、自分の発する英語の間違いを監視してしまうのです。
参考:Principles and Practice in Second Language Acquisition
そのため、中学生のうちから学校外でアウトプットの機会を作るべきです。
学校や部活で忙しい生徒にはオンライン英会話をおすすめします。中学生になるとパソコンやスマホの操作にも慣れており、問題なくオンライン英会話に取り組める年齢です。
オンライン英会話の選び方に関しては別の記事を参考にしてください。
先取りしたいのであれば、スタディサプリがおすすめ
中学生になるまでに、しっかりと英語の学習を進めてきた生徒であれば、普段の学校の授業が物足りなく感じてしまうかもしれません。また、英語の先生の教え方が合わず、分かりにくいと感じることもありうるでしょう。
そんな中学生におすすめなのが、スタディサプリです。中学の勉強だけでなく、高校の内容に至るまで、すべての科目の勉強を行うことができます。
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英語に関して言えば、得意な子であれば中学のうちに高校の文法学習を一通り終わらせることも可能でしょう。そうすれば、大学受験での英語に割く時間を他の教科に使うことができます。
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海外旅行といった別のアプローチも効果的
学校で英語を教科として教わるため、どうしても勉強の要素が強くなってしまう時期です。
そんな時期には、海外旅行に連れて行って、異文化を経験させてあげることも非常に効果的です。
子どもにとって、これまで勉強した英語が通じるかどうかを試す機会にもなります。
また、異文化を体験して、英語学習に対するモチベーションが上がることも期待できます。
私も、中2の頃にアメリカに行った経験から、英語の勉強が好きになりました。
高校生(15~18歳)
高校生になると、まとまった分量の英語を読んだり聴いたりすることができるだけでなく、論理的に表現できるようになります。
高校生の特徴としては、
- まとまった分量の英語を理解することができるようになる
- 論理的にアウトプットすることができるようになる
- 大学受験に向けた勉強がメインになる
といったことが挙げられます。
これまでしっかりと勉強していれば、ある程度の分量の長文を読んだり、長めの音声を聴いても理解することができるでしょう。そういった能力を、資格試験などを活用して、さらに伸ばすことがおすすめです。
また、様々な分野に関する背景知識も増え、論理的に英語で表現することができるようになる時期です。積極的に英語を使う機会を見つけることが大切です。
一方で、大学受験を控えるため、点を取るための勉強になりがちです。特に、現在の入試制度では、どうしても文法や、読解問題の比率が高いため、学校の授業内容も偏ってしまいます。
大学受験も大切だけれど、その先のことも考えて勉強する
大学受験のことを意識するあまり、英語の問題ばかりを解いて、英語で会話をすることをやめてしまう生徒をこれまで何人も見てきました。
確かに大学受験は非常に大切ですが、英語を学ぶ目的はそれだけではないはずです。
受験直前の高校3年生であれば、受験勉強に特化すべきですが、そうではない高校1,2年生のうちは、英語を話す練習をしっかりとすべきです。
子どもの頃と比べて、論理的に考えることができる年齢であるにも関わらず、この時期にその能力を使って英語を話す活動をしないのはもったいないです。
高校生の英語勉強法
では、具体的な高校生の英語勉強法について考えてみましょう。
高校生の英語勉強のポイントは、
- 受験勉強だけにならないようにする
- 資格等を活用して、4技能をバランス良く伸ばす
の2点です。上で述べた通り、高校生の時期は、受験勉強に集中するあまり、スピーキングをおろそかにしがちです。オンライン英会話等を活用して、話す練習にも力を入れましょう。
また、英検などの資格にも積極的にチャレンジしましょう。目標があると、英語学習を継続しやすくなります。
さらに詳しい高校生の英語勉強法に関しては別の記事を参考にしてください。
大量のインプットを理解できるようにする
高校生になると、学校の教科書の英文量も増えます。上でも述べてきましたが、英語学習において、インプットの量は多ければ多いほど良いです。
また、大学入試攻略のためには、長文を正確に速く読む必要があります。以上のことを考えても、たくさんのインプットを理解できるような勉強法に取り組む必要があるでしょう。
高校生になると、少し難しい洋書なども理解できるようになります。そんな時期には、多読に取り組むことをおすすめします。
多読本はたくさんあるのですが、個人的なおすすめは「洋販ラダーシリーズ」です。ラダーとは「はしご」のことであり、学習者がはしごを登るように、ステップアップしながら読める工夫がなされている本です。
まさに前述した、インプット仮説に沿った学習ができる教材だと感じます。
まずは下のレベルから読み始め、徐々にレベルを上げていきましょう。
アウトプットの方法はオンライン英会話がおすすめ
中学生の勉強法でも同じことを述べましたが、高校生にもオンライン英会話はおすすめです。
近年、入試改革によって、英語の資格を入試の際に使える大学が増えてきました。
具体的には以下のような英語資格です。
- ケンブリッジ英検
- TOEIC
- 英検
- TEAP
- IELTS
- GTEC
- TOEFL
以上のほとんどの試験で、スピーキングやライティングといった、アウトプット能力が必要となります。そういったことを考えても、高校生がオンライン英会話等でスピーキング力を鍛える必要があるでしょう。
英語の資格にチャレンジする
上でも述べましたが、入学試験で英語資格のスコアが必要となる大学の数が増えています。様々な試験があって迷うのですが、ブログ運営者のおすすめは英検です。
理由は、採用している大学数が多いのと、対策教材が充実しており、対策しやすいからです。
難関大を目指すのであれば、高3までに準1級を目指すのが良いと思います。私の知っている限り、準1級を持っていれば、入試を有利に進められる大学が非常に多いはずです。
さらに、英検準1級に受かるような英語力があれば、ほとんどの大学の英語問題で苦しむことはほぼないでしょう。
過去問を解いてみて、自分に足りないものが何なのかを把握してから勉強を始めるのが良いでしょう。
英検の公式HPにて、英検の過去問を無料で見ることができます。
受験勉強も無駄にはならない
「受験に向けて勉強しても話せるようにならない」といった批判の多い受験勉強ですが、メリットもたくさんあります。
受験勉強のために英語を学ぶメリットとしては、
- 知っている単語の量が増える
- 自分に合った単語の覚え方を学ぶことができる
- 長文を速く正確に読むことができるようになる
- 問題演習を通じて、様々なジャンルの背景知識を身につけることができる
- まとまった分量のリスニングを理解することができる
- 考えたことを論理的に英語で書くことができる
などが挙げられます。確かに受験英語だけで話せるようになることは難しいですが、上に挙げたメリットは、今後の英語学習で大いに役に立つでしょう。
大学生
大学生になると、大学受験を終えて、高校までに習った英語の基礎力が身についています。
大学生の特徴としては、
- 英語を学ぶための自由な時間がたっぷりとある
- 高校までの英語基礎力が身についている
- 自分の将来を意識した勉強をすることができる
といったことが挙げられます。
これまでの学校生活と異なり、自分で自由に時間割を決めることができるため、英語を勉強する時間がたっぷりあります。長期休みも長いので、短期留学などもおすすめです。
また、大学受験勉強を通して、高校までの英語の基礎が身についています。適切な勉強をすることで、さらに4技能を伸ばすことができます。
大学卒業後のキャリアについても考える時期です。何のために英語を学ぶのか、どのくらいのレベルまで英語力を高める必要があるのかといったことを考えて、自分に合った英語の勉強をすべきです。
英語を学ぶ目的を考えて、自分に合った勉強をする
上で述べたように、大学生は卒業後のキャリアを考えて、目的に合わせた英語学習をすべきです。
大学生が英語を学ぶ目的としては、以下のようなものが考えられます。
- 海外旅行で困らないくらいのレベルの英語力を身につけたい
- 就活や転職で有利になるような英語の資格を取得したい
- 大学院や留学のためのスコアが必要
- 英語を使って仕事をしたい
- 英語で映画やドラマ、ニュースを理解できるようになりたい
それぞれの目的によって、取り組むべき英語の勉強法が異なります。「何のために英語の勉強をするのか」ということを考えた上で、自分に合った英語学習に取り組む必要があるでしょう。
大学生の英語勉強法
では、具体的な大学生の英語勉強法について考えてみましょう。
大学生の英語勉強のポイントは、
- 自由な時間を使って集中的に英語学習をする
- 大学の授業を最大限に活用する
の2点です。上で述べた通り、大学生には自由に使える時間がたっぷりあります。英語学習の目的に合わせて、集中的に英語の勉強を進めましょう。長期休みを使って短期留学に行くのもおすすめです。
また、英語に関連する授業を選べるのであれば、積極的に選択しましょう。これまでの学校英語とは異なり、「英語で」何かを学ぶような授業があれば、積極的に受講することをおすすめします。
さらに具体的な大学生向けの勉強方法については別の記事を参考にしてください。
留学に行って異文化を体験する
「大学生のうちにすべきこと」としておすすめできるのが語学留学です。
語学留学には、数週間~数ヶ月海外に滞在する短期留学と、1年以上滞在する長期留学があります。
大学によっては大学独自の語学研修プログラムがあり、条件を満たせば返済不要の奨学金を受けることができるといった制度もあります。
大学生のうちに留学をおすすめする理由は、社会人になってからでは留学に行きにくいからです。
不可能ではありませんが、企業で勤めながら留学に行くことは非常に難しいです。また、結婚や出産などといったライフイベントを考えると、年を取るにつれてますます留学に行くことが難しくなります。
大学生のうちに、日本語の通じない環境で生活してみるという体験は、自分の価値観に大きな影響を与えるくらい、価値のあるものとなるでしょう。
私も、大学生の頃アメリカに短期留学しましたが、本当に行ってよかったと思っています。
留学に向けて準備すべきことに興味がある方は別の記事を参考にしてください。
TOEICなどの資格にチャレンジする
大学卒業後のキャリアに応じて、英語の資格を取得するのもおすすめです。
以下のように、目的に応じて取得すべき資格は異なります。
- 就活や転職で有利な資格を取得したい⇒TOEIC
- 大学院や、留学で活かせる資格を取得したい⇒TOEFL, IELTS
就職活動の際、新卒採用時にTOEICスコアを参考にする企業もあります。以下はIIBCによる調査からの引用です。
この表から、新卒採用で要件とされるTOEICスコアの平均は545だと分かります。時間のある大学生活のうちに、しっかりとスコアを伸ばしておくべきでしょう。
また、大学院や海外留学で用いられる主なスコアはTOEFLやIELTSとなります。いずれもアカデミックな内容で、非常に難易度が高いです。参考書等を用いて計画的に勉強することが必要となります。
英語に関連する授業を積極的に活用する
多くの大学では、英語に関連する授業を受講することができます。
英語に関連する授業としては、以下のようなものがあります。
- コミュニケーションのための英語の授業
- 「英語を」ではなく「英語で」何かを学ぶ授業
- アカデミックな英語力を育成する授業
- TOEICなどのビジネス英語力を育成する授業
- 英語でのプレゼン力を育成する授業
中には、少人数で英語を話すような授業もあります。通常の英会話スクールでは高額であるような内容を、大学で学ぶことができることもあります。
また、英語でのプレゼンテーション能力を高めるような授業がある大学もあります。
こういった授業がある場合には、積極的に受講し、英語力を高めていきましょう。
大学での自由な時間を最大限に活かす
これまで、大学生の英語勉強法を紹介しましたが、この時期の自由な時間をどのように使うかによって、英語力は大きく左右されます。
人によって忙しさは異なりますが、社会人と比べると自由に使える時間が非常に多いのが大学生の特徴です。
上で述べた以外にも、多読や多聴、オンライン英会話など、様々な英語勉強法があります。未来の「理想の自分」をイメージして、後悔のないように時間を使いましょう。
大学生におすすめのオンライン英会話はネイティブキャンプです。回数無制限なので、時間に余裕のある大学生にとって一番メリットのあるオンライン英会話かと思います。
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社会人
社会人になると、自分に合った学び方や、様々な分野に関する背景知識が身についているため、学習スピードが速いという強みがあります。
社会人の特徴としては、
- 自分にはどんな勉強方法が合っているかを理解している
- 様々な分野に関する背景知識を持っている
- 忙しく、時間がない
といったことが挙げられます。
社会人は、これまでの学習経験や、仕事での経験から、自分に合った学び方を理解しているという特徴があります。どんな場所で勉強すると集中できて、どうすれば自分が勉強を継続できるのかといった自己コントロールができるのが強みです。
また、これまでの様々な経験から、いろんなジャンルの背景知識がある点も、英語学習に有利です。正しい表現を学べば、様々な分野に関して論理的に説明することができるようになります。
その一方で、社会人は忙しく、あまり学習する時間が取れないといった傾向があります。通勤時間などのスキマ時間をいかに活用できるかが、英語力向上のカギとなります。
限られた時間の中でどれだけ効率よく勉強できるかが大切
上で述べたように、社会人は忙しく、時間がありません。そのため、短時間で効率よく勉強する必要があります。
社会人が活用できるスキマ時間としては以下のような時間が挙げられます。
- 通勤時間
- 起床後すぐの時間
- お昼休憩の時間
- 寝る前の時間
学生の頃と比べると、長時間の勉強はしにくいのが社会人の特徴です。スキマ時間を使って、効率よく勉強できるような英語勉強法を考える必要があるでしょう。
社会人の英語勉強法
では、具体的な社会人の英語勉強法について考えてみましょう。
社会人の英語勉強のポイントは、
- スキマ時間を使って効率よく勉強する
- 自分のレベルに合った教材で勉強する
の2点です。上で述べた通り、社会人は忙しく、時間がありません。そのため、書籍やスマホアプリなどを活用して効率よく勉強する必要があります。
また、効率的に勉強するためには自分のレベルに合った教材を選択する必要があります。社会人になってから学び直しをするのであれば、まずは自分のレベルがどのくらいなのかを把握することから始める必要があるでしょう。
英語の学び直しの始め方に関しては別の記事で解説しているので、参考にしてください。
中学英語から復習する
社会人の強みは、論理的な思考力や、背景知識が身についているので、学習スピードが速いことです。
そういった強みを活かして、もう一度中学英語から復習することをおすすめします。
中学英語ぐらいなら理解できてるよ!と思われる方も、意外と忘れている表現や文法があるものです。
また、中学英語をしっかりと使いこなすことができれば、日常会話レベルなら問題なく話すことができるようになります。
各レベルに合った教材に関してはこちらの記事を参考にしてください。
仕事やキャリアアップのために資格を取得する
社会人の関心ごとの多くは、英語を仕事で活かすことではないでしょうか。英語学習libの調査によると、現在英語を勉強している方の中で、一番多い英語の勉強目的は『仕事・キャリアアップ』だったようです。
この調査からも、多くの人が仕事のために英語を勉強していることが分かります。
仕事に活かす英語の勉強としておすすめなのが、TOEICの勉強です。スコアによって明確に自分のレベルを知ることができるので、目標を持って勉強することができます。
以下のような公式問題集を購入してレベルチェックするのがおすすめですが、忙しい方や、通勤中に対策をしたい方はアプリなどを活用するのも良いでしょう。
TOEICのアプリでおすすめなのが、スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)です。講義を見ることができるだけでなく、公式問題20回分の問題を解くことができます。
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日常会話ができるようにオンライン英会話に挑戦する
日常会話ができるようになりたいのであれば、中学英語の基礎を復習した上で、オンライン英会話に取り組むことがおすすめです。
英会話教室も魅力的ですが、時間のない忙しい社会人にはオンライン英会話がおすすめです。なぜなら、時間や場所に縛られることなく英会話を練習できるからです。
たくさんのオンライン英会話がありますが、それぞれのサービスには「強み」があります。大手のオンライン英会話サイトを比較した記事を書いたので、参考にしてください。
失敗を恐れずにチャレンジすることが大切
ここまで、社会人の英語勉強方法を解説してきました。
社会人は論理的思考力が優れており、学ぶスピードが速い一方で、知識や経験があるゆえに、失敗を恐れてしまう傾向があります。
子どもの頃は間違いを恐れずに英語を話せていたにもかかわらず、大人になると間違いを恐れて話せなくなってしまうこともめずらしくありません。
失敗を恐れずにチャレンジしましょう。人間は、どの年代からでも学び直すことができます。ただし、学習には失敗がつきものです。たくさん失敗して、たくさん学ぶものです。
「失敗=悪いもの」という考えを捨てて、どんどん失敗していきましょう!
まとめ⇒何歳からでも英語を学ぶことができる
これまで、各年代ごとに英語の勉強法について解説してきました。
最後にお伝えしたいのは、何歳からでも英語を学ぶことができるということです。
普段生活していると、「私も若いうちに英語を勉強しておけばよかった」という言葉を頻繁に耳にします。
確かに発音などの面では、若いうちに始める方が有利であるというのは研究で分かっています。しかし、それ以外の英語の能力に関しては、大人になってからでも学習可能です。
むしろ、論理的思考力の優れている大人の方が、学習スピードは速いのです。
「英語を話せるようになりたい」と感じたのならば、すぐに行動に移しましょう。
その行動が、きっとあなたの人生を豊かにしてくれるはずです。
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