この記事は、「DMM英会話の効果的な使い方を知りたい」「DMM英会話で予習と復習のやり方を知りたい」といった悩みを抱える人に向けて書かれています。
早稲田大学卒業後、私立中高で10年ほど英語を教えている教員です。
長期留学はせず、日本にいながら英語を学んできました。
TOEICスコアは920。オンライン英会話を6年間継続しています。
DMM英会話を継続することによって、短期間で英語を話せるようになります。
しかし、予習や復習を丁寧にすることによって、より効果的に英語を学ぶことができます。そんなDMM英会話の予習や復習のやり方を、丁寧に解説します。
・DMM英会話で効果的な使い方が分かる
・DMM英会話の教材を使った予習と復習のやり方が分かる
DMM英会話と他のオンライン英会話を比較したい方はこちらの記事を参考にしてください。
DMM英会話の特徴
DMM英会話 の特徴:
- 月7900円で毎日英会話ができる(1レッスン255円)
- 12,283以上の質の高い教材が揃っている
- 世界約122カ国の1万人もの講師がいる
普段英語を教えている私からしても、非常にクオリティが高いと思います。
初心者だけでなく、英語力を維持したい中級者や上級者にもおすすめです。
まだDMM英会話についてあまり知らない方は別の記事を参考にしてください。
DMM英会話を効果的に使うには、教材の予習と復習が大切
DMM英会話の効果的な使い方を知りたい!という方におすすめの方法は、教材の予習と復習を行うことです。
予習と復習って何のために行うの?⇒定着しやすくするため
そもそも予習や復習をなぜ行うのでしょうか?
結論から言うと、英語の表現を定着しやすくするためです。
英語を話せるようになるためには、使える英語の表現を増やす必要があります。そして、使える英語の表現を増やすためには、気づきと反復が必要です。
この場合の気づきとは「言いたいのに英語で言えない表現に気づく」ということです。
予習と復習をすることによって、「英語で言えない表現」に気づくことができます。そして、それらを何度も反復して練習することによって、定着させることができます。
予習はざっくり、復習はしっかり行う
DMM英会話の教材は予習をしなくても問題なく進められるものが多いです。そのため、時間がなければそこまで予習をしなくても良いでしょう。
その一方で、DMM英会話後の復習は必須です。録音機能を活用して復習しましょう。
録音をすることによって、「聞き取れなかった表現」と「話せなかった表現」をチェックすることが大切です。
具体的な録音機能を使った復習方法については後述します。
DMM英会話の教材をどうやって予習するの?
DMM英会話の教材を予習する方法を解説します。ここでは、人気の3つの教材に絞って予習の方法を紹介します。
上でも述べた通り、DMM英会話の教材は予習しなくても問題なく進められるものが多いので、ざっくり予習することをおすすめします。
そもそも、まだDMM英会話に登録していないという方はこちらの記事を参考にしてください。
時間がない場合は無理に予習をしなくてもOKですよ!
「会話」の予習のやり方
「会話」は様々なトピックについて話し合うことができるようになる教材です。3つのコースに分かれており、合計で244レッスンもあります。
Getting Started はじめの一歩 | 75レッスン |
Now You’re Talking! 英語を話そう | 100レッスン |
Talking with Confidence | 69レッスン |
合計 | 244レッスン |
レッスンによって異なりますが、多くのレッスンでは以下の画像のようなウォーミングアップから始まります。まずは、知らない単語や表現がないかチェックをし、実際に声に出してみましょう。
また、「会話」のレッスンでは、以下の画像のような会話文が使われます。実際のレッスンでは会話文の役割を交代して読むので、どちらの会話文にも目を通して、実際に発音してみましょう。
また、レッスンの最後には、講師から聞かれた質問に答える活動があります。質問される疑問文が載っているので、不安な人は答え方を考えておきましょう。
予習をして、ざっくりとレッスンの内容を把握すると、オンライン英会話中の緊張感が和らぐというメリットもあります。
「テーマ別会話」の予習のやり方
「テーマ別会話」の特徴は、「会話」の教材のようなモデル文がなく、英語の質問だけで構成されています。自由に様々なテーマについて話し合うことができる教材です。「テーマ別会話」には302ものレッスンがあります。
以下の画像のように、実際のレッスンには英語の質問が書いてあるので、目を通して、答えを英語で考えてみましょう。
「テーマ別会話」を予習する際には、英語の質問に対する答えをしっかり考えて準備するのはオススメできません。なぜなら、しっかり準備をすると、暗記した英文を読むだけの作業になってしまう可能性があるからです。
自然な会話にするためにも、ざっくりと目を通すぐらいの予習が良いでしょう。
「デイリーニュース」の予習のやり方
「デイリーニュース」の教材では、初めに記事に関する単語を練習した後、記事を音読し、ディスカッションをします。記事を読むことによって新しい語彙や表現を知ることができるだけでなく、ディスカッションをすることによって、そうした語彙や表現を使う練習もすることができます。
DMM英会話で一番人気の教材です。
私も普段は「デイリーニュース」で英会話をしています。
「デイリーニュース」を予習する際は、まず知らない単語や表現がないかチェックをしましょう。その後、以下の画像のような記事があるので、声に出して読んでみましょう。
もしも予習の段階で、「この記事はレベルが高すぎるかも」と感じた場合、いつでもニュース記事を変更することができます。自分のレベルに合ったニュース記事に変更しましょう。
その後、以下の画像のようなディスカッションの質問を見てみましょう。
実際にディスカッションの質問を読んでみて、どんなことを答えるかざっくり考えてみましょう。
こちらも、あまり予習をしすぎると、英文を暗記して話すことになってしまうので、ざっくりと質問に対する答えを考える程度の予習にしましょう。
DMM英会話の教材をどうやって復習するの?
DMM英会話の教材を復習する方法を解説します。どうやって復習するかと言うと、
録音機能を使って聞き取れなかった表現をチェックするのと同時に、話せなかった表現をチェックします。ノートなど記録ができるものが手元にあるといいでしょう。
新しい表現を覚えるために、復習は非常に大切です!しっかりと取り組みましょう。
録音機能の使い方
DMM英会話のレッスンを終えると、画面右上に再生ボタンが表示されます。再生ボタンをクリックし、レッスン中の会話を再生しましょう。
録音機能を使うために、特に設定をする必要はありません。
聞き取れなかった表現をチェックする
再生ボタンを押した後、講師の発音をよく聴いて、聞き取れなかった表現をチェックしましょう。以下の手順で復習をします。
- 聞き取れなかった表現をノート等に書き出してみる ※スペルはネットで調べる
- 文字を見ながら講師の音声に合わせて発音してみる(オーバーラッピング)
- 文字を見ないで講師の音声に合わせて発音してみる(シャドーイング)
- 音声を聴かずに自分だけで発音してみる(音読)
自分で発音できないものは聞き取ることができないので、正しい発音で音読をすることが大切です!
話せなかった表現をチェックする
上と同じように、録音機能を使って自分が話せなかった表現をチェックします。以下の手順で復習をしましょう。
- 話せなかった表現をノート等に書き出してみる 例)「隣の芝生は青い」が言えなかった⇒The grass is always greener on the other side of the fence. ※ネットで英訳を調べましょう
- 文字を見ながら話せなかった表現を何度も音読する
- 文字を見ないで話せなかった表現を何度も音読する
注意すべきことは、話せなかった表現をネットで調べる際に、日本語特有のあいまいな表現になっていないかをチェックすることです。
例えば、「充実した生活をしたい」という表現を英語で思いつかなかった場合、それをそのまま英訳しても、相手にはあまり伝わりません。なぜなら、「充実した生活」という言葉があいまいだからです。
そんな時は、「充実した生活」が具体的にどんな生活なのかをイメージすることが大切です。
例)家族と長時間一緒に過ごす、海外旅行に行く、英語の勉強をする
そうやって具体的にすると、英訳しやすくなる時があります。
簡単な表現を使って、自分の言いたいことを伝える方法を考えるべきです!
参考書とDMM英会話を並行して進めるとより効果的に学べる
DMM英会話を進めるだけでも、英語を話すことができるようになりますが、参考書と並行して取り組むことでより効率的に学習を進めることができます。
ここでは、英会話を進める上で最低限必要な初心者向けの参考書を2つ紹介します。
『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』
まずおすすめするのが『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』です。この1冊で中学で習うすべての英文法を復習することができます。カラーで見やすく、説明が非常に分かりやすい点がおすすめです。
なぜ中学の文法知識が必要かと言うと、文法の知識がなければ、DMM英会話を復習する際に、自分で英文を作ることができないからです。文法の知識がなければ、正しい英語の語順を作ることができません。
正しい英文を作って、英会話をスムーズに進めるためにも、中学英語の文法知識は必須です。
『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』の詳しい使い方に関しては別の記事を参考にしてください。
『高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800』
次におすすめするのが『高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800』です。この1冊で中学で習う英単語を総復習することができます。おすすめする理由は、コンパクトで使いやすいだけでなく、無料のスマホアプリが非常に便利だからです。
スマホアプリを使うことによって音声を聴くことができるだけでなく、クイズに答えることができます。通勤中のちょっとした時間にも取り組むことができるので、おすすめです。
なぜ中学英単語が必要かと言うと、日常会話のほとんどが中学で習う表現で話されているからです。日常会話をするために、無理に難しい単語を使う必要はありません。
まずは中学の英単語をしっかりと身につけ、簡単な表現で様々な話題を話せるようにトレーニングすることが大切です。
まとめ⇒予習と復習にこだわりすぎないこと
- 予習⇒声に出してみて、分からない表現をチェックする
- 復習⇒録音機能を使って聞き取れなかった表現と、話せなかった表現をチェックする
- 参考書とDMM英会話を並行して進めるとより効果的に学べる
予習や復習が大切だという解説をしてきましたが、一番大切なことは実際の英会話を楽しむことです。
「今日は時間がなくて予習や復習ができなかった」という日もあると思いますが、落ち込む必要はありません。楽しみながら英会話を進めることが何よりも大事です。
オンライン英会話に取り組むことを最優先に考えながら、余裕のある時に予習や復習を行いましょう。
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