英語習得にかかる時間は約2200時間！スケジュールを立てて効率的に学ぶ

この記事は、「英語習得にかかる時間ってどれくらいなんだろう」「社会人が英語を学び直すのにかかる時間を知りたい」といった悩みを抱える方に向けて書かれています。

英語習得にかかる時間は約2200時間【授業のみ】

日本人が英語を習得するのにかかる時間について、あまりデータがありません。

一方で、アメリカ人が日本語を習得する時間に関してはアメリカ合衆国の国家機関の1つであるアメリカ外交官養成局のHPに記載があります。

HPによると、日本語は英語話者にとって最も習得が難しい部類に属し、2200時間の授業時間が必要とされています。

ただし、ここでいう「習得」とは、「専門的に働く際に支障ないほどの流暢さをみにつけること」とされているので、日常会話が英語学習の目的であれば、もう少し短時間で習得できるはずです。

また、日本人のデータではないので、状況が同じではありませんが、参考にすることはできるでしょう。

大人のこれまでの学習時間は1000時間以上【授業のみ】

では、日本の社会人はこれまでどれくらい勉強してきたのでしょうか。

当然個人差がありますが、こちらに関しては大学の准教授である坂田 浩・福田 スティーブ(2018)の論文の中に記載があります。

論文によると、日本の教育機関における英語授業時間数は「1052.1時間」です。※小学校～大学（塾・予備校を含む）

社会人が習得するのに必要な時間は？【ざっくり1000時間】

上で述べた「2200時間」と「1052.1時間」には自習時間が含まれていません。

ここではわかりやすさのため、それらを考慮せずに計算します。

では、１日の勉強時間ごとの、習得にかかる期間はどうなるでしょうか。

ここでは計算しやすくするため、社会人が習得するのに必要な時間をざっくり1000時間とします。

1日の勉強時間	習得にかかる期間
1時間	約2年7ヶ月
2時間	約1年4ヶ月
3時間	約9ヶ月

上でも述べた通り、「専門的に働く際に支障ないほどの流暢さをみにつける」ためにかかる時間が2200時間なので、実際はもう少し短い期間で考えて良いはずです。

社会人が目指すべき１日の勉強時間は？【2時間】

あえてはっきり述べると、社会人は1日に2時間の勉強を目標にすべきです。

理由は、短時間の勉強を数年間継続することは非常に難しいからです。

2時間と聞くと、「多いな」と感じる方が多いのではないでしょうか。

では、私たちは1日に何時間スマホを使っているでしょうか。

調査によると、30代の1日の平均スマホ利用時間は5時間22分です。※TesTee（テスティー）調べ：https://www.testee.co

スマホを使うスキマ時間を英語学習に変えるだけで目標が達成できるかもしれません。

実際にスケジュールを立ててみる

社会人の勉強スケジュール【2時間】

スケジュール	勉強時間
5:30起床	自宅にて30分勉強
7:00通勤	電車にて30分勉強
8:00出社
17:00退勤	電車にて30分勉強
23:00勉強	寝る前に30分勉強
23:30就寝

では、実際にスケジュールを考えてみましょう。

まずは勉強時間を30分ごとに分け、起床後と就寝前にそれぞれ30分勉強します。

電車通勤の場合であれば、往復1時間ほどの勉強ができるかと思います。

車通勤の方は、リスニングをメインにした勉強を往復1時間することができます。

こちらのスケジュールで1日2時間の勉強が可能となります。

みなさんの生活スケジュールに合わせて、無理なく勉強プランを考えてみてください。

ちなみに、時間のない社会人におすすめの勉強法は、オンライン英会話の活用です。オンライン英会話比較記事を書いたので、参考にしてください。

オンライン英会話の選び方！早見表を使っておすすめ5社を比較します

この記事は、「オンライン英会話をどうやって選んだらいいのだろう」「オンライン英会話を選ぶ際のポイントって何だろう」「自分に合ったオンライン英会話を選びたい」という悩みを抱えた方に向けて書かれています。この記事を読むことによって、自分に合ったオンライン英会話を選ぶことができるようになります。

qol-improve.net

2023.02.19

まとめ

英語を勉強するスケジュールを立てることができたでしょうか。

もちろん勉強時間がすべてではありませんが、時間を意識すると勉強にメリハリがつきます。

特に30分という短い時間であれば、気分に左右されずに勉強習慣を継続できるはずです。

英語学習を習慣化して、歯みがきのように継続したいですね。